5.救助艇の出動 RCC、地方RCC、本部からの指示や遭難呼出、医療要請などで通報を受けてから5〜10分で緊急出動し基本的にはRCCの指示を受けて活動する。 救助艇は全て、2クルー制で常時乗組員を配置し24時間即応体制をとっている。 実際の救助活動には陸・海・空軍及び赤十字と協力関係にあるが、とくに海軍及び空軍と顕著である。 救助業務の責任は法務省(警察)にある。 「海上救助調整本部(RCC)の構成」
6.救助費用 (1) 救助費用に関する基本的な考え方 ノルウェーにおける全ての捜索救助は、原則としてボーデ及びスタバンゲルに在る2つのRCCで調整される。このRCCによる捜索救助活動のための協会救助船の出動については、その費用は毎年の政府補助金でカバーされるものであり、費用請求しない。 RCCは人命の救助のみに責任を有する。従って、全員救助後や生存可能時間経過後などの追加的な活動の場合には費用を請求することとなる。例えば、航空機事故等でその原因調査に必要な場合などを含め、理由の如何によらず警察が捜索の続行を希望する場合には、法務省(警察)がその分の費用をカバーすることになる。 (2) 救助費用算出の基礎協会からの費用の請求は、原則として、事前に関係者(政府機関、保険会杜等)との間で
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